「スポーツ女子の食を考える」第3回では一橋大学端艇部 漕手の体を作る「食」をご紹介。全国で料理教室・パン教室を展開するホームメイドクッキング公式サイト。

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RanRun×Homemadecooking  コラボ企画
スポーツ女子の「」を考える

第3回 一橋大学端艇部 漕手の体を作る「食」

一橋大学端艇(ボート)部では、栄養係のマネージャーが、朝・昼・晩と漕手のためのメニューを考え食事を用意しています。寮で生活する漕手の食事をつくるマネージャーは予算の中で、漕手の体作りに必要な栄養素をとれる食材を使った献立を作ります。しかも7人のマネージャーで、なんと70人分~90人分の食事を作っています。
アスリートフードマイスター1級の土屋さんとの座談会で、スポーツをするうえで食事の大切さ、食べるタイミング、今とっている食事の改善案や、パフォーマンスを最大限に発揮できるよう「なにを、いつ、どのように食べたらよいか」アドバイスをいただきながら「食」についてとことん話し合いました。

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左から、漕手:山本茉友さん、漕手:直井夏織里さん、マネージャー:田畑里佳さん、
マネージャー:河野優華さん、アスリートフードマイスター土屋さん

1日の食事のタイミングはなんと8回!

漕手の日課 食事のタイミング
5:00 起床 朝練前にオニギリを一個
5:30~8:00朝練 朝練後にオニギリを一個
8:30 朝食 しっかり朝食
    大学へ
12:30 昼食 しっかり昼食
    帰寮 夜練前にオニギリを一個
17:00~19:00夜練 夜練後にオニギリを一個
20:00 夕食 しっかり夕食
21:30 消灯 就寝前に個人により摂取

※朝練、夜練前後のオニギリは1個50g程度。
※就寝前はプロテイン、シリアル、納豆ごはんなどを摂って体重を維持する

漕手の体をつくるために重要な「食」
~マネージャーの頑張り~

長い歴史の中で、先輩マネージャーが作ってきたたくさんのレシピたち。 それに加え、後輩マネージャーが、漕手が飽きないよう、そしてなにより漕手の体のことを考えレパートリーを増やし続け、改良し続けています。
朝練・夜練の前後に食べるオニギリの具材も、うめ・鮭はもちろん、コーン醤油、焼き肉のたれ、枝豆、ツナマヨ、ツナ生姜、ゆかり、ふりかけなど、とても豊富。練習メニューが朝練に比重を置いているため、朝食は「あっさりさっぱりメニュー」から、ハンバーグや肉だんごなどの「しっかりメニュー」に変わってきたよう。鶏ひき肉を使うことが多いが、口の中の水分がとられてしまってポソポソパサパサすると苦手な漕手も多いのだとか。

夕食は、タンパク質を多く摂れるよう、やはり鶏肉・豚肉のメニューが多く、週1回は魚を使ったメニューを出すことが決まっているが、まだレパートリーも少なく、骨があって食べにくいこともあり、魚料理の日は漕手のモチベーションが下がってしまいます。
お昼の副菜には、ゴマ団子やスイートポテトなどの甘いものも取り入れたりします。ホットプレートに大きく焼いてカットするパンケーキを出すこともありますがあまりレパートリーがありません。
とはいえ、いちばんの悩みはやはり、コストをかけずに、70人から90人の食事をどのように切り盛りしていくかということです。

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マネージャーが毎日食事の用意をしている端艇部の厨房

~漕手の希望~

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朝練前のオニギリ1個では、朝練中におなかが空いてしまうことがあります。夏場だとオニギリ1個も食べられず、ゼリー飲料で済ませてしまうことも。
普段1回の食事で、女子はご飯を300g位食べます。増量期には朝500g、夜700gを食べることも。

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毎日お米ばかり食べているので、たまにはパスタとかパンとか、ほかのものも食べたい。ラーメンサラダがある日は嬉しかったり!


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真剣にアドバイスを聞く様子

~土屋さんからのアドバイス~

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練習前と練習後では摂りたい栄養素も異なるため、練習前後のオニギリにも工夫が必要です。例えば、練習前は梅干しや鮭などの消化の良いものを使うとよいです。また起床から朝食までの間、ハードな運動もしているので、朝練前のオニギリ1個(50g)だけでは少ないかもしれません。消化の良いヨーグルトやバナナ、ゼリーなどを加えたり、朝練の間に、エネルギー補給の時間をプラスするなど改善してみては?練習後にはタンパク質を摂取したいのでツナのオニギリもいいでしょう。(ツナは油分もあるので、運動前よりは運動後の摂取が良い)

スポーツをするうえで、体重1kgに対して2gのタンパク質が必要とされています。高たんぱく低カロリーな鶏肉を使うのはとてもいいですね。中でも鶏の胸肉を使うと栄養的にもコスト的にも非常にいいですね。胸肉も切り方次第で、やわらかくパサパサにはならないです。(切り方紹介

また魚には血液を健康な状態にする働きを持つEPAという成分が含まれていて、炎症を抑えたり、脂肪をエネルギーに変えやすくしてくれるので、本当ならもっと摂取してほしい。さば缶や鮭缶をうまく使えば、骨があって食べにくいなどの問題点も解決できるし、保存もきくし、一石二鳥ですね。
あとは、ご褒美に甘いものを求めるのなら、ホットケーキミックスで簡単に作れるデザートを取り入れてもいいですね。

胸肉をやわらかく食べるための切り方

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1. 皮を剥いで広げる

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2. 繊維の向きが変わっている部分でカットする

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3. 1つずつ繊維の方向を確認しながら、

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4. 繊維を断ち切るようにカットする

初め真剣な顔つきのマネージャーも、最後には笑顔になり、何か新しい発見があったよう。 漕手のふたりも、わかってはいたものの「食」がこんなにも体のつくりに関係していることへの驚きや、マネージャーの大変さに改めて気づいたよう。

そこで、ホームメイドクッキング×RanRunコラボ企画!!!

端艇部マネージャー応援レシピを募集します!!



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webマガジンRanRun

RanRunサイト内でレシピコンクールを開催!
第2回「レシピコンクール」~端艇部マネージャー応援レシピ~募集中!!

テーマ
☆練習前と練習後のオニギリレシピ
☆鶏肉を使ったレシピ
☆魚を使ったレシピ
☆アスリート向けパンケーキレシピ

たくさんのご応募お待ちしております。
詳細はこちら

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戸田漕艇場