「世界のパン」Vol.4はベーグルをご紹介。全国で料理教室・パン教室を展開するホームメイドクッキング公式サイト。

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ベーグル【世界のパン第4回】

ベーグルの人気の秘密は?

その理由は大きく3つあります。1つめは他のパンと比べると、卵やバターを使わないため、高タンパクでヘルシーだということ。2つめは、バリエーションが豊かで、いろいろな味を楽しむことができること。ココアや抹茶味など、好みの食材を練り込むこともできますし、サンドイッチにすれば、好きな具材で楽しむことができます。そして3つめは、なんと言ってもモチモチッとして噛みごたえのある食感です。そんなベーグルについてもっと知識を深めていきましょう。

ベーグルはニューヨークで大人気

「輪っか」を意味するベーグルは、17世紀頃オーストリアで生まれたとされています。それをユダヤ人がアメリカに渡って広めたというのが定説。 アメリカではニューヨークなど、特に北アメリカで親しまれています。ニューヨークに行ったことのある人なら、街頭でベーグルが売られていたり、専門店まである人気ぶりに驚かれたかもしれません。日本には、昭和55年に入ってきて、今も人気のパンとなっています。

ベーグル作りのポイント

基本的なベーグルの材料は、強力粉・水・イースト・塩・油脂くらいで、お砂糖は入れません。実にシンプルです。通常のパン作りと同じように生地を作ったら、分割して、発酵させます。その後、お湯の中に入れることによって水分を含ませます。お湯にはさっと入れて、表と裏がちょっと“ふにやっ”とシワシワになったら、すぐオーブンの中に入れて焼きます。お湯に入れる時間は、30秒くらいを目安に表裏をひっくり返して、両面で1分くらい入れれば十分。
ベーグル作りのポイントは大きく2つあります。まずひとつは、生地をしっかりこねること。普通のパンよりよくこねます。イーストは少なめにして、強力粉100%を使います。
もうひとつは発酵時間。普通のパンは20~30分で発酵しますが、ベーグルの場合は、じっくりと40~50分かけて自然に熟成・発酵させます。
以上のポイントを押さえておくことで、出来上がった生地の目も細かくなり、食感もモチモチッとしたひきの強さを味わうことができます。

まずは基本のベーグルを味わって!

すでに触れたとおり、ベーグルはココア、抹茶、ブルーベリー、ウォールナッツなどの食材を練り込むことで、バリエーションのある味を楽しむことができます。いろいろアレンジしたベーグルを味わうのも、もちろん楽しいですが、できればシンプルでオーソドックスなベーグルも知っておいていただきたいと思います。製法がちゃんとした基本のベーグルを知っておけば、アレンジする際も失敗はありません。
ところで、最近は冷凍保存することを前提に、袋詰めで売られているベーグルがあります。そこで、手作りしたパンを冷凍する際の注意点を挙げておきましょう。 冷凍庫は、結構いろんなものが入っているので匂いが気になるところ。匂いが移らないように、ベーグルをラップに包み、さらに袋に入れて二重三重に包んでおきます。そして解凍する際は、必ず自然解凍しましょう。いきなり電子レンジにかけたりすると、シワシワッとなったり硬くなることがあるので注意してください。

パンをおいしく作るには、材料も大切な要素の一つ。ホームメイドクッキングが扱う小麦粉について、おいしさのヒミツはこちら。

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